子犬のトイレトレーニングの基本は、失敗させないように、成功を積み重ねること、そしてトイレを失敗しても叱らないことです。
子犬が来て最初に取り組むしつけはトイレトレーニングです。 決められた場所でトイレをすることを先ず覚えてほしいのですが、間違ったやり方をすると、子犬は部屋のどこでトイレをすれば良いのか分からず、外でしかトイレをしなくなります。
室内犬の場合は例えば、お留守番が長時間になる場合、犬はトイレを我慢することになり、結果、膀胱炎になってしまうこともあります。飼い主も家でトイレを我慢している犬がいるため、「早く帰らなければ」とゆっくりと外出できなくなります。
雨の日なども室内でトイレをしてくれると楽ですので、ぜひトイレトレーニングを成功させてください。
<子犬のトイレトレーニング失敗しないことが近道な理由>
子犬の一日は人間の10日分ほどに匹敵します。
トイレの失敗は1回でも、10日間続けて失敗していることに匹敵すると考えてください。
極力失敗させないことがトイレトレーニング成功の近道です。
トイレトレーニングに必要なものを準備して、家族でルールを理解して取り組んでください。
<トイレトレーニングに必要なもの>
①ケージ
(出来ればサークルではなく、天井もあるもの。
大きさはペットシーツとクレート、水のみ、食事トレーが入る大きさ)
ケージのイメージはこちらをご覧下さい。
ケージの記事
↓
小型犬にはペットサークルよりケージがおすすめ、3つの理由とは
②クレート
(成犬になった時の大きさを想定して、オスワリしたときに頭がつかえず、クレートの中で犬が方向転換できる大きさ)
クレートについてはこのサイトのバックナンバー
をご覧ください。
ハナは「バリケンネル」というクレートを使用しています。
15年使っていますが、全く壊れることなく頑丈
飛行機にも乗せられるハードクレートなので、一つは持っておきたい必需品です。
↓
③ペットシーツ
(犬の小型犬ではレギュラーのペットシーツが入る大きさ。
成長すれば、ワイドサイズの方が扱いやすい。 )
④水のみトレー
⑤食事トレー
先ず、子犬がおうちに来る前に、家族でルールを確認してください。
<トイレトレーニングのルール>
ケージで寝起きさせましょう
①子犬はケージの中で寝起き、排泄、食事をさせるようにする。
②ケージの外に出すタイミングは、ケージ内でおしっこ、うんちをした後にする。
③ケージの外に出す時間は最初は30分づつにし、またケージの中にもどす。
④お散歩もケージの中でうんち、おしっこをしてから行く。
粗相してしまった時は「叱らない」
①決して叱らない。
②粗相をしてしまった時は臭いの残らないように片付ける。
③粗相の片付けの姿を子犬には見せない。
トイレトレーニングのルール、粗相の後始末の方法にはそれぞれ、犬の習性に基づいた理由があります。
子犬のトイレトレーニングでケージを使う理由
母犬に守られている環境から、ケージに慣れています。
子犬の時期は体が小さいため、外で排泄することは自分の居場所を知らせることにもつながり、ある程度の大きさにならないと外で排泄しません。
この本能を利用し、ケージの中で、ペットシーツの上で排泄することをほめてやります。
ケージの中でトイレをした時にほめることと、ケージの外で遊んであげることを同時にすることで、ペットシーツの上で排泄することが正しいと認識させていきます。
トイレの失敗を叱ってはいけない理由
時々ペットシーツのパッケージに、「ペットシーツ以外のところで粗相をしたら、叱りましょう~」
なんて書いてあります。
それは一番やってはいけないこと!
子犬はどこでしらたいいかわからなくなります。
そのうち、外でしたら、叱られないので、外でするものと勘違いしてしまい、お家の中ではしなくなります。
トイレトレーニングには叱りは必要ありません。
まとめ
子犬が家に来て先ずするしつけはトイレトレーニングです。 トイレを失敗させないこと、粗相をしても叱らないことが成功の近道です。
失敗させないためにはケージやクレートなどの準備をし、叱らないために家族でルール作りをしましょう。
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